2018年5月15日の本日、フトアゴヒゲトカゲのお迎えをしました。
動物の飼育をしたことのない私が偶然ネットで知ったフトアゴヒゲトカゲ。しかし1ヶ月以上飼うのをためらい葛藤していました。
なぜなら「十年近く生きる爬虫類を責任を持って育てきることができるのか」、「初心者なのに爬虫類なんて飼っていいのか」などなど。
ですがついに本日お迎えしました!
ここからはフトアゴヒゲトカゲを実際に飼ってみて感じた課題や反省点、これからフトアゴヒゲトカゲを飼おうか検討している方の参考になれば嬉しいです。
目次
何も準備をしないまま爬虫類ショップへ

私がお邪魔したのは爬虫類倶楽部中野店さん
何も準備しないまま爬虫類ショップに行きましたが、私のような初心者がよく来るのかとても手慣れた対応で安心でした。店員さんも知識が豊富で実体験を踏まえて教えてくれたり、私のネットで得た間違った知識に指摘して頂いたりしました。
分からないことがあれば電話でもいいので聞いて下さいとのこと。マジいいお店 卍
そういえば爬虫類ショップって初めて行ったのですが、独特な匂いと湿気で驚愕しましたね。
「おぉぉ!これが爬虫類ショップか!」って感じで。
なお後から知りましたが「爬虫類倶楽部」は爬虫類ショップでもかなり有名なお店らしいですね。私は自宅から近いからという理由で行きましたがw
お迎えしたフトアゴヒゲトカゲ (くりとり氏)
お店の前でタクシーを拾いゲージなどフルセット全てを積み込みようやく帰宅。
ワクワクしながら包装を開けるとそこには念願のフトアゴヒゲトカゲ!!

私がお迎えしたのはスーパーレッドハイポと呼ばれるフトアゴヒゲトカゲ。赤みが強く、ハイポメラニスティックという色素が減退した色素変異の品種らしいですね。

この子を見た瞬間、ときめきを感じ即決してしまいました。私の性格的に生体選びには一日あっても足りないかなと思っていましたw
名前は「くりとり」に決定!
初心者の私がフトアゴヒゲトカゲ迎える上で決めていたこと↓
- ベビー個体ではなくヤングアダルと以上の個体
- 色はレッド系orホワイト系orイエロー系
- ふてぶてしい顔
以上の3点を予め決めておりました。店員さん曰く、はじめての時こそこだわるべきって言ってましたね。
ちなみにCBの意味が気になり調べてみましたが、Captive Bredの略称で飼育下繁殖個体という意味だそうです。
市販されるフトアゴはほぼ100%CB個体だとか。
ケージのセッティングをする
ゲージのセッティングの詳しいセッティングについては長くなるので別記事で紹介します。
セッティングを終えたフトアゴゲージはこんな感じ↓

ゲージサイズは横60高さ45奥行き45
まだヤングアダルトのくりとり氏ですが、アダルトサイズ(50cm)に達することを考えると近いうちに90cmのゲージが必要になってきそうです。
近いうちにDIYで自作ゲージを作ろうと思います。


店員さんに来たところ、「舌舐め」は初めての場所やモノに対してやるそうです。安全を確認しているんだとか。
フトアゴヒゲトカゲを飼育する上で掛かった全ての値段
これからフトアゴヒゲトカゲの飼育を検討している方の参考に、今回くりとり氏をお迎えした時に掛かった費用をざっと算出しておきます。
- ケージセット – 38,000円
- マスキングスポットの石 – 5000円
- ウッドコルク – 1000円
- 床材 – 4000円
- 餌代関連 – 8000円くらい
合計:120,744円
設備費だけでも6万円は超えます。だいたいネットで言われている相場どおりに収束しました。
爬虫類倶楽部はゲージとライトなどを初心者用セットとして販売しているので若干は安くなりましたが、フトアゴヒゲトカゲを飼うというのは簡単なことではありませんね。
設備投資の値段などから、ヒョウモントカゲモドキが人気な理由なのかもしれません。
今後の課題と反省
飼育してみると、ざまざまな課題や問題点が浮き彫りになってきました。
最後に今後やらなければいけない課題を紹介します。
- ゲージの土台について
- 床材について
- 餌用昆虫をどうするか
- 流木とシェルターについて
- 安眠のための暗幕について
- 今後購入しなければいけないもの
ゲージの土台について
まずくりとり氏をお迎えして判明したのが「ケージの土台」がないこと。
フトアゴヒゲトカゲは「半樹上棲」なのである程度高さがあった方がいいらしく、今現在空き箱の上にゲージを置いている状態です。
ケージが低位置だと、人間をフトアゴの天敵である鳥類だと勘違いしてしまう場合もあるそうです。
明日ドンキ東急ハンズで買ってきます\(^o^)/
5/23追記 ケージ台(メタルラック)購入
今後ケージを幅90cmに買い換えることも考えて「幅91×奥行46×高さ151cm」のメタルラックをアマゾンで購入しました。
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人間の目線と合うようにケージを設置したところ、足音で驚くこともなくなりストレスが軽減されたと思います。
最下段はフトアゴ用品とシューケア用品、中段に掃除機とスタイリング剤、最上階に日光浴ケージ(現在)など、工夫次第で省スペース化出来るのでオススメです。
メタルラックは地震に弱いため、なにかしらの耐震対策を施す必要があります。
5/31追記 ラック一体型木製ケージを自作

くりとり氏の成長に伴い、幅60cmケージでは小さくなったと感じたためDIYで自作ケージを作製しました。
これからお迎えを検討している方は幅90cmケージでお迎えすべきでしょう。

8/19追記 収納一体型木製ケージを自作

くりとり氏が成長し、私の飼育知識も増えたので念願であった「フトアゴベビー」をお迎えすべく、二台のケージが連結させた「収納一体型の自作木製ケージ」を製作しました。

また、「フトアゴベビーのお迎え」で紹介したように、新たな住居人も爬虫類イベントにてお迎えしました。

これからベビーでのお迎えを検討している方は「フトアゴヒゲトカゲ(ベビー)の飼い方・飼育方法」がとても参考になるでしょう。

床材について
現状では「フトアゴサンド」という床材を使っています。しかし、床材については比較する対象がないので自分で試してみて選ぼうと思います。


餌用昆虫について
イエコオロギを餌用として飼育していますが、今後どうするか未定です。
理由は2つあり、臭い・共食いです。
すでにアンモニア臭がしており、共食いしまくってます。
フトアゴ飼育者の中にはデュビアを自家繁殖させ、それを活き餌として飼育させている方もいるそうです。
デュビアが人気な理由は「共食いしない・臭いがほとんど無い」ことだそうで、これは試してみるしかありませんね。
6/30追記 活き餌はデュビアに落ち着きました

あれからイエコ・フタホシの両方を試してみましたが、臭い・共食いがあまりに酷く、簡単に死ぬのでデュビアに切り替えた所、最高の餌用昆虫でした。
見た目さえ克服できれば、イエコ・フタホシに必要性を感じなくなるレベルです。
餌に関しては「フトアゴヒゲトカゲの餌」で野菜から人工フード、生き餌、餌の切り替え時期まで紹介していますのでご参照下さい。
流木とシェルターについて

次に流木とシェルターが我が家にはありません。
爬虫類倶楽部さんで流木を飼おうとしたところ、くりとり氏以上のサイズに合う流木がありませんでした。
お店の方に聞いたところ流木は爬虫類ショップではなく、アクアリウム系のショップで探すのが良いそうです。
シェルターについては大きな流木があればその裏がシェルター代わりになるそうなので、必要性を感じたら購入しようと思います。
ってことで明日新宿アクアフォレストさんで探してきます\(^o^)/


安眠のための暗幕について
くりとり氏の安眠のためには暗幕が必要だと感じました。
店員さん曰く、紙を切ってそれを貼り付けるだけでもいいそうです。
こちらも即急に配置したいですね。
追記 ブラインドを暗幕として使用

お迎え後、夜はタオルなどを掛け暗幕代わりに代用していましたが、別の部屋から漏れる光で起きてしまうことが多発したため、現在は「ブラインド」で安眠対策を行っています。
ブラインドは1000円ほどで購入出来るのでオススメです。
ブラインドやレイアウトの詳細は「フトアゴヒゲトカゲのケージをおしゃれにレイアウトする方法」をご覧ください。
購入しなければいけないモノ
爬虫類倶楽部を出たときは全て購入したつもりでしたが、いざ飼育を始めたら買い忘れたモノ・買ったほうが良いものが判明しました。
- サーモガン (温度測定器)
- 温浴後にフトアゴを拭くマイクロファイバークロス
- 体重計 (日々の体重変化を記録したい)
- イエコオロギの餌入れ
などなど思いつくだけでこれだけあります。
何度も言いますが、実際に飼育すると様々な用品が必要になりますね。

ゲージを購入してからフトアゴをお迎えすべき

私がいうのもアレですが、「今からフトアゴヒゲトカゲを飼おうか悩んでいる」という方にアドバイスするなら
生体を買う前にケージを先に買いましょう。
私はネットで飼い方や餌やり、ゲージのセッティングなどを詳しく調べていたつもりでしたが実際に飼い始めると想像の5億倍くらい大変です。
特に生体を家に持ち帰ってからゲージをセッティングすると1時間以上は掛かると思います(当社比)
ストレスも与えてしまいますし、初めてのことばかりで人間側も大変ですからね。

追記 これからフトアゴをお迎えしようと考えている方へ
この数カ月後、新しいフトアゴヒゲトカゲのベビーをイベントにてお迎えしたことを機に、これからフトアゴを購入しようと考えている方へ向け
個体の選び方や東京で開催されるおすすめのイベント、失敗しないための注意点をまとめた「初心者が爬虫類イベントに行く時の注意点・おすすめイベント」という記事がありますので参照して下さい。




