フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲのベビーの飼い方や飼育方法・注意点など

フトアゴヒゲトカゲのベビーの飼い方・飼育方法

先日、東京浅草で行われた「エキゾチックレプタイルエキスポ」でフトアゴヒゲトカゲベビーの「タマキソさん」をお迎えして1ヶ月が経ちました。

3ヶ月間飼育や餌やりをし、ベビーの飼い方や特徴、餌の量・野菜の与え方・最適なケージ内温度などが分かってきました。

この記事ではこれからフトアゴベビーをお迎えしようと考えている方に向け、分かりやすく具体的にベビーの飼育方法をご紹介していきます!

ベビーの餌(野菜・量・吐き戻し)

フトアゴヒゲトカゲ(ベビー)の給餌について

まずはフトアゴベビーの餌について解説します。

健康的に育っていくために、ベビーの餌やりは飼育の中で非常に重要なので必ずマスターしましょう!

餌の頻度

餌の頻度は毎日が理想的です。

とにかくよく食べ、よく糞をすることが成長スピードに直結します。

デュビア・コオロギ

デュビアを食べるフトアゴヒゲトカゲのベビー4Kで見るデュビアを食べるフトアゴベビー

私はイエコオロギ・クロコオロギ・デュビアを餌昆虫として試し、現在はデュビアを与えています。

飼育や繁殖も楽なので、お迎えを考えている方にはデュビアを断然オススメします。

最適な生き餌のサイズ

フトアゴヒゲトカゲのベビーに与えるデュビアとコオロギのサイズ最適なサイズ

生後1ヶ月~2ヶ月のベビーには初齢~2令サイズのデュビアを与えます。コオロギも同様です。

フトアゴは大きすぎる餌でも無理に食べようとしますが、消化に悪いため成長に見合ったサイズの活餌を与えましょう。

餌用昆虫だけで3000円/月ほどの食費が掛かりますが、家で自家繁殖させれば実質無料で無限に増やすことが出来ます。

特にデュビアはコオロギに比べ、ゴキブリなので生命力が非常に高く繁殖が誰でも簡単に行なえます。

気になる方は「デュビアの繁殖方法」と「デュビアに必要な飼育セット」をご覧ください。

 

野菜

野菜を食べないフトアゴベビーに食べさせる方法野菜うめぇ!

我が家ではデュビアを与える前に野菜を置いておき、野菜をある程度食べたらデュビアを与えるようにしています。

ベビーの段階で野菜に馴れさせておけば、後々の飼育が非常に楽になります。

野菜を食べない場合

ベビーの場合、まだショップ側で野菜を与えておらず「野菜を食べない」という問題が起きることもあります。我が家のフトアゴヒゲトカゲも野菜に餌付いておらず、その一例でした。

しかし、ベビーに野菜を食べてもらう方法は超簡単です。

ベビーに野菜を食べさせる方法-1step1 置き餌

まずは活餌(デュビア)を与えるのではなく、餌皿に野菜を置き1.2時間放置し様子を見ます。

もしこれで野菜を食べない場合、デュビアを与えます。
このとき活餌は必ず手から与え、間に野菜をチラつかせ「野菜=食べれるかもしれない物」と認識させます。

ベビーは動いているものを餌だと認識する傾向があり、野菜を手で揺らしてあげると効果的です。

フトアゴベビーに野菜を食べさせる方法わずか3日で野菜を食べるように

そうするとあら不思議、わずか3日で自ら野菜を食べようになってくれました。

野菜を食べず成長した場合、アダルトになっても食べなくなってしまい健康面や肥満にも繋がるため、心を鬼にしましょう

ベビーに野菜を食べてもらうには「人間側が焦らない」こと。

ベビーが野菜を食べない」と言う人の多くは1日、2日試しただけが多く、最低でも1~2周間以上掛かるものだと覚悟しチャレンジすることオススメします。

人工フード

フトアゴヒゲトカゲにおすすめの人工フード左:フトアゴドライ 右:フトアゴゲル

人工フードも早い段階から餌付けしておくと緊急時(災害や旅行)などで役に立ちます。特にフトアゴドライとフトアゴゲルの嗜好性は凄まじく高いです。

しかし人工フードだけの飼育は成長に支障をきたさない保証はありませんし、生餌を見た時の喜びっぷりはすごいので「おまけ」程度にし、野菜などをバランス良く与えましょう。

なお人工フードの脂質は思っている以上に多く、「フトアゴヒゲトカゲの体重測定と成長記録」で話したように与えすぎると一ヶ月で40gも増えたこもあり、あっという間に太るので注意しましょう。

【記事追加(フトアゴフート&フトアゴゲルのレビュー)】

一日の餌の量

以上を踏まえた上で、我が家でベビーに与える餌の量を紹介します。

フトアゴヒゲトカゲのベビーに与える餌の量(野菜)野菜の量

まず野菜を食べるだけ与えます。前述した通り手から与えた後、置き餌をし2時間ほど経過したら次にデュビアを与えます。

フトアゴヒゲトカゲ(ベビー)に与える餌の量(活き餌)デュビアの量

デュビアの量は成長段階に合わせ、10匹~20匹を食べるだけ与えます。

デュビアを食べ終えたら再度餌皿に野菜を置き、お腹が空いたら自分で食べられるようにしておきます。

吐き戻した場合

フトアゴ飼育初心者にありがちな失敗として「吐き戻し」があります。

実は私もベビーに吐き戻しをさせてしまったことがあり、その時の原因は「デュビアの与えすぎ」によるものでした。

ショップなどでは「食べるだけ与えてOK」と言われますが語弊があります。正確には「様子を見ながら食べるだけ与えてOK」なのです。

お迎え前に満足に食べられていなかった個体は食い意地が張り、自分のキャパを超える量の餌を食べ、人間側も食べるから与えて続けた結果、吐き戻してしまうことが多いのだと思います。

フトアゴベビーが吐き戻した餌吐き戻した餌

もし吐き戻した場合、次の日は餌を与えず胃を休ませることが大切です。

さらに翌日、元気そうなら「吐き戻した日の餌より量を少なく」して餌を与えてみましょう。

それ以降、タマキソさんが吐き戻すことはありませんでした。

何度も吐き戻してしまう場合、原因が食べ過ぎではない可能性が高いため、すぐに爬虫類病院へ連れていきましょう。

飼育ケージ(温度・大きさ)

フトアゴヒゲトカゲの飼育ケージ(自作)

次はフトアゴヒゲトカゲの飼育ケージ(温度・大きさ)について。

ケージ内の温度

ベビーを飼育するにあたり、ケージ内の温度には細心の注意を払いました。

フトアゴヒゲトカゲのベビーに最適な温度28℃~30℃が最適な温度

ショップ店員さん曰く、ベビーは成体より少しだけ温度が高いの方が良いらしく28℃~31℃を保つようにしました。

紫外線ライトなどの詳しい飼育セットは下記の記事をご覧ください↓

【記事追加(フトアゴヒゲトカゲの飼育に必要な飼育セット)】

ケージの大きさ

フトアゴヒゲトカゲの飼育におすすめなケージの大きさ我が家の飼育ケージの大きさ(幅90)

フトアゴヒゲトカゲは成長度合いに関わらず、幅90cmケージで飼育することを絶対にオススメします!!

ショップでは「ベビーを飼うなら幅60で十分ですよ!」などと言われることが多いですが、1年で50cmにも成長するトカゲを幅60cmのケージで飼うことはオススメ出来ません。

ケージが大きからストレスだと感じることはありませんし、フトアゴベビーは元気いっぱいに暴れるのため、むしろ大きい位が丁度いいです。

実は私も「ケージのサイズ選び」を失敗した人間の一人です。

フトアゴヒゲトカゲの飼育におすすめのケージサイズ幅60cmのケージ お値段約2万円

画像を見れば分かると通り、完全に成長していない個体でも一目でせまいと感じますよね。

さらに幅60cmで約2万円、幅90なら3万円以上します。
気軽に買い換えられる値段ではないので、あらかじめ大きいケージを購入しましょう。

フトアゴヒゲトカゲの自作ケージ自作ケージなら安くてオシャレに作れる!

自作ケージなら工具や材料費を含めても約3万円でケージを作れてします。

ガラスケージにはない保温力や通気性、なによりオシャレで細部までこだわれますし、DIYをやったことのない私でも作れました。

詳細は「爬虫類用の自作ケージの簡単な作り方」をご参照下さい。

ベビーの床材

ベビーの飼育に使う床材(ペットシーツ床材はペットシーツ一択

ベビーの床材には必ず「ペットシーツ」を使います。

理由は「誤飲」にあり、砂などの床材を誤食してしまった場合、腸閉塞などで最悪死んでしまうこともあるからです。

ペットシーツは見た目が悪いですが、成長したら床材を変更すればいいのでベビーの命を最優先にしましょう。

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温浴(お風呂)

フトアゴベビーの温浴ベビーの温浴

ベビーのうちから温浴(お風呂)に馴れさせておくと、後々ラクになるので率先して温浴させてあげましょう。

温浴の正しいやり方や頻度、嫌がる場合などの対処方法を知りたい方は「フトアゴヒゲトカゲの温浴」を参照して下さい。

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日光浴

フトアゴヒゲトカゲ(ベビー)の日光浴網戸越しで日光浴する様子(ベビー)

ベビーはアダルトと比べ、物音や天敵である鳥の陰に敏感です。

体が大きくなるまでは直射日光を避け網戸越しで日光浴をさせ、外の世界に馴れさせてあげましょう。

フトアゴヒゲトカゲの日光浴一方くりとり先輩は余裕の日光浴

そしてヤングアダルトサイズ位まで成長したら日光浴ケージ入れ、外での日光浴を試してみましょう。

日光浴の具体的な時間や効果、注意点などは「フトアゴヒゲトカゲの日光浴」をご参照下さい。

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ベビーのハンドリング

フトアゴヒゲトカゲのベビーのハンドリングベビーはどんどんハンドリングさせよう!

色々な考え方があると思いますが…

私はお迎え初日と翌日を除き、環境に馴れてきたらベビーはどんどんハンドリングをしていくべきだと考えています。

なぜなら成長してからでは遅いからです。

フトアゴヒゲトカゲは成長するとハンドリング中に逃げる人間同様、成長してからでは遅い

具体的な例をあげると、ヤングアダルトでお迎えしたくりとり氏は成長するまで人間にハンドリングされる機会が少なかったからか、今でも機嫌次第で逃げたり嫌がったりすることもあります。

数ヶ月間色々な方法を試しましたが一向に改善されず、これは彼の性格なのだという結論に至りました。

ハンドリングされても逃げも嫌がりもしないフトアゴヒゲトカゲのベビー

その一方、タマキソさんはベビーのうちから徹底的にハンドリングをし人間の手に馴れさせたため、嫌がったり逃げたりすることはありません。

むしろ手を見ると飛び乗ってくる位です。

また、ハンドリングをする方法や注意点、ストレスを与えない方法については下記の記事をご覧ください↓

【記事追加(フトアゴヒゲトカゲのハンドリング方法)】

夜は暗幕で暗くしてあげよう

寝ているフトアゴヒゲトカゲ

次に睡眠について。

フトアゴヒゲトカゲは昼行性なので夜はしっかり暗くして、安眠出来るように対策してあげましょう。人間と同じように睡眠は成長にとって非常に重要な要素です。

爬虫類の暗幕としてブラインドを使った状態ブラインドが暗幕としておすすめ

ちなみに我が家では暗幕として自作ケージに「ブラインド」を設置しています。

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ベビーの飼育に関するQ&A

Qベビーが動かない、元気がない
A動きが鈍く元気がない場合、ケージ内の温度に問題があるかもしれません。
バスキングスポットの温度は最適なのか、温度勾配は出来ているのかなど一度再確認してみましょう。
ちなみにベビーだからといって一日中元気があるわけではなりません。夕方以降は徐々に就寝モードになっていきます。
Qベビーはいつまで?どの大きさからヤングアダルト?
Aベビーがいつまでかは厳密に定義されておらず、個人・お店の主観によりマチマチです。
個人的には生後3~4ヶ月前後で全長35cm位までだと思っています。
ですが数字だけに左右されず、飼育している生体をよく観察し判断することがベストです。

まとめ

フトアゴヒゲトカゲがバスキングしながら口を開ける瞬間ワイもおるで

フトアゴヒゲトカゲは爬虫類の中でも飼育しやすい部類ですが、ベビーの飼い方は難しい所も多く、覚えることも多いです。

決して懐くことはありませんが、飼い方次第では人間にベタ馴れしてくれることもあり、可愛い一面もたくさん見せてくれます。

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