人間同様、餌は成長や健康を維持する上で非常に重要な要素です。
餌の与え方次第で寿命も大きく前後します。
そのためフトアゴヒゲトカゲに与える餌、野菜や量などを深く理解する必要があります。
この記事では2匹のフトアゴヒゲトカゲを飼育する私の経験や試行錯誤から、与える野菜や量・給餌方法や人間に馴れさせるための餌やり方法、おすすめの餌まで徹底的に解説していきます。
目次
餌の種類
フトアゴヒゲトカゲが食べる餌は大きく分類すると4種類
どの餌にも役割があり、それぞれをバランスよく食べさせることが健康や肥満の予防につながります。
- 野菜(小松菜・かぼちゃ・にんじんなど)
- 昆虫(デュビア・コオロギ・ミルワームなど)
- 人工飼料
- 果実(バナナなど)
なおフトアゴヒゲトカゲの死因第一位は「肥満」によるもの。
野菜

小松菜
オススメ度 | ★★★★☆ |
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食いつき度 | ★★☆☆☆ |
餌の野菜として最も代表的でポピュラーな野菜といえば「小松菜」
小松菜はカルシウムの含有量が多く、栄養価も豊富なため全ての爬虫類飼育者が与えているといっても過言ではありません。
また食いつきもそこそこいいですが、小松菜ばかり与えてしまうと小松菜が嫌いになり食べなくなるといった話も聞きます。
我が家で飼育している1匹も、ショップで小松菜とサニーレタスばかり与えられていたからなのか、未だに小松菜の食いつき良くありません。
そういう観点からもバリエーション豊富な野菜を与える必要があるでしょう。
カルシウムが必要な理由、それにまつわる病気については「フトアゴヒゲトカゲの日光浴」をご覧下さい。
ほうれん草
また、似た野菜に「ほうれん草」がありますが、フトアゴヒゲトカゲにほうれん草を与えることは推奨されません。
なぜならホウレンソウなどの葉菜類はシュウ酸カルシウムを多く含んでいるため、尿結石の原因になってしまうからです。
これは爬虫類に限った話でなく、犬なども同様です。
しかし勘違いしてはいけない点として、シュウ酸を含むから絶対に与えてはいけない野菜というわけではないということ。
様々な餌をバランスよく食べることが健康を保つ上で重要であり、我が家では1、2月ヶ月程度の頻度で給餌していますが今のところ問題はありません。
かぼちゃ
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オススメ度 | ★★★★☆ |
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食いつき度 | ★★★★★ |
カボチャはフトアゴヒゲトカゲから最も人気のある野菜の1つ。
栄養素も豊富で、どんなフトアゴでも大抵好んで食べますがカロリーも高くあげ過ぎには注意が必要です。

また1/4かぼちゃとはいえ、フトアゴヒゲトカゲの餌野菜として全て消費するには多すぎるため、購入したまま保存すればあっという間傷んでしまいます。
餌として与える前に、種部分を下処理することで保存期間が長くなるためおすすめです。
にんじん
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オススメ度 | ★★★★☆ |
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食いつき度 | ★★★☆☆ |
ニンジンもカボチャほどではありませんが、かなり人気のある餌野菜です。
我が家では2匹とも好んで食べる野菜のため、頻度高めで給餌しています。
また栄養価も高いですが、後述する「リン」の含有量が低いのも特徴です。
豆苗
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オススメ度 | ★★★☆☆ |
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食いつき度 | ★★★★☆ |
緑色野菜には興味を示さないことの多いトカゲですが、なぜか「豆苗」は非常に人気のある野菜の1つです。
栄養素もビタミンB群とビタミンKを多く含み、爬虫類に同じ作用があるかは不明ですが骨にカルシウムを定着させる効果もあり優秀な野菜です。
しかし、豆苗のあげ過ぎには注意が必要です。
なぜなら豆苗は甲状腺に作用する「ゴイトロゲン」が含まれており、甲状腺肥大の原因になるため摂取のし過ぎは毒にもなりえます。
これは文鳥飼育などでは有名な話ですね。
我が家では3週間に一束購入購入する頻度です。
豆苗は可食部のみを切り取り、豆部分を残すことで再収穫出来ますが菌やカビが増殖する可能性もあるため、我が家では使い切りの餌野菜として与えています。
レタス

オススメ度 | ★★☆☆☆ |
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食いつき度 | ★★★☆☆ |
レタスは主食となる野菜というイメージではなく、水分補給や肥満のフトアゴのダイエット食として使われることが多い餌です。
またリン酸の含有量が多く、頻繁に与える野菜にするべきではないとも言われます。
我が家ではアボカドやオクラ同様、気が向いたらスーパーで買う程度の頻度です。
初めまして
まったくだめな事はないらしいですが、リン酸ってのが多いらしくあまり与えすぎると良くないみたいですが、たまになら全然大丈夫ですよ!— たかひろ (@aro_takahiro) 2018年11月23日
アボカド

オススメ度 | ★★★☆☆ |
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食いつき度 | ★★☆☆☆ |
「森のバター」とも言われる「アボカド」。
餌のバリエーションを増やすため稀に与えており、栄養価もこの上なく高いですがカボチャ以上に与え過ぎに注意が必要です。
理由はカロリーと脂質にあり、バターとも比喩されるようにこの2つの値が非常に高いためデザート感覚に与えるのが良いでしょう。
我が家では1ヶ月に一個程度の頻度、大半はデュビアの餌として残飯処理してもらっています。
オクラ
オススメ度 | ★★★★☆ |
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食いつき度 | ★★★★☆ |
オクラもバリエーションを増やすため稀に与える野菜ですが、どうやら種部分を消化出来ないらしく糞と一緒に毎回出てきてしまいます。
しかし支障はなく、食付きも他の野菜とより良いので継続して与えています。
またオクラを食べた後はお通じがよくなり糞もよくするのでオススメの餌野菜です。
与えてはいけない野菜
ニンニク・タマネギ・葱など、刺激性のある野菜は与えてはいけません。
基本的に何でも食べようとするフトアゴですが、与えていい野菜・与えてはいけない野菜があるということを把握しておきましょう。
野菜のみで飼育は出来るの?
野菜のみでの飼育は出来ません。
フトアゴヒゲトカゲは雑食性であり、コオロギやデュビアを食べることで動物性タンパク質を摂取し、筋肉などを形成します。
ここが最大の壁であり、人によっては昆虫が苦手でフトアゴの飼育を諦めてしまいます。
もちろん私も生き餌を素手持ったときは「ひぇ~w」といった感じでしたが、人間は大抵のことであれば慣れてしまいます。
はじめは手袋から試してみるまたピンセットやゴム手袋など、工夫次第でいくらでも対策できます。
自分にあったスタイルを見つけるのも爬虫類飼育の楽しみですね。
野菜を食べないときの対処方法
野菜を食べない場合の対象のとして最も有効な手段として「置き餌」という方法があります。
野菜を食べないフトアゴヒゲトカゲに置きエサで食べさせる方法は「フトアゴヒゲトカゲの飼育方法」で詳しく紹介していますので合わせてご覧下さい。

昆虫(生き餌)
コオロギ

フトアゴヒゲトカゲの餌として代表的なヨーロッパイエコオロギ
フトアゴの食いつきも良く、爬虫類ショップだけでなくアクアリウムショップなど大抵のお店で売っているため入手しやすい生き餌で、それも人気の一つでしょう。
しかし飼育開始当初はイエコ・クロコオロギの2種を試しましたが、とにかく維持するのが大変でした。
そのため私はコオロギをメインの活餌として利用するのはおすすめしません。

なぜならコオロギはとにかく共食いをしまくります。
餌の量、水、タンパク質豊富な餌を与えるなど極上な環境を提供したところで、コオロギは気性が荒く喧嘩に発展し最終に共食いへ繋がってしまい
100匹購入しても10匹は共食いで死ぬため経済的でない点、死骸が臭いの原因にもなりいいことがありません。
しかし後述する「デュビア」は臭わない、共食いしない、繁殖しまくりエサ代が無料になるなどメリットの塊のような餌用昆虫がいます。
またエサ代を気にしないのであれば「冷凍コオロギ」という選択肢もあります。
デュビア

コオロギと同様に人気のある生き餌の「デュビア」
デュビアは食いつきがいいだけでなく、様々なメリットがあり非常にオススメな餌です。
まずデュビアは臭わず、ほとんど共食いを行わないため、コオロギに嫌気が差した多くの飼育者がデュビアへと行き着きます。(私もその一人)

そしてデュビアはとにかく繁殖が非常に簡単で、餌と温度さえ気をつければどんどん増えていきます。
ここでは具体的に紹介しませんが、フトアゴが食べ残した野菜やバナナなどを与えていけばいいので実質無料で生き餌確保出来ます。
デュビアの飼育方法や飼育セットは「デュビアの飼育に必要な飼育セット」、「デュビアの繁殖方法とコツ」を見れば誰でも簡単に始められるほどです。
これほど完成された餌用昆虫はいないでしょう。


ミルワーム(ジャイアントミルワーム)

コオロギ・デュビアほどではありませんが「ミルワーム」も餌として人気があります。
ただし「ミルワーム」を与えていると「テールイーター」と呼ばれる同族の尻尾を餌だと思い噛み付いてしまう個体に成長する危険性があるため、常食として給餌するのは推奨されません。
「テールイーター」になる理由として、ミルワーム特有のくねくねとした動き&見た目がフトアゴの尻尾に似ているからだとか。

今後2匹以上のフトアゴを飼いたい方、他の爬虫類を飼育している場合は覚えておくと良いでしょう。
ハニーワーム

ハニーワームとは、釣り餌に使われる蜂蜜蛾の幼虫です。
非常に高カロリー&高脂質であり、出産後のメスや拒食気味のフトアゴに与えるのが一般的です。

フトアゴにはとても人気があり、我が家では爬虫類イベントで見かけたらお土産として買っていく程度の頻度です。
その他の生き餌 -番外編-
フトアゴヒゲトカゲは何でも食べるため「サソリ」だって食べてしまいます。
そういった餌は爬虫類イベントや通販などでしか入手困難ですがたまにアクセントとして与えてやると非常に喜ぶでしょう。
人間も同じ食事ばかりでは飽きてしまうのと同様、フトアゴはそういった好き嫌いは面白いほど個体差があり興味深い生き物です。
「爬虫類イベントって何?」という方には、イベントでフトアゴをお迎えする方法や東京のおすすめイベントなどを紹介した「【初心者向け】爬虫類イベントで購入する際の注意点と東京のおすすめイベント」をご参照ください。

人工フード(人工飼料)

人口フードはメインの餌にはなりませんが、災害・遠出などの緊急時に便利なエサとなります。
また朝忙しくても、野菜を切ったりことなくすぐ準備できるため重宝するでしょう。
人口エサには「ゲルタイプ」と「フードタイプ」の2種類が存在し、ここからは我が家で与えている3つの人口フード元にご紹介していきます。
グラブパイ(レパシー)
「グラブパイ」はゲルタイプの人工フード
人工飼料で最も有名な餌でもあり、私もお迎え当日オススメされるがまま購入しました。
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給餌方法は中身の粉末を熱湯と混ぜ、ゲル状となったものを餌として与えます。
しかし人工フード全般に言えることですが、グラブパイは特に脂質が高く(12%)、与えすぎには要注意。
現在我が家では「グラブパイ」を与えていません。
なぜなら「作る手間」と「臭い」にあります。
最大二週間ほど保存出来ますが熱湯を必要とする点、臭いがキツく(金魚の餌のような匂い)、それを冷蔵庫に入れるとグラブパイ臭になってしまうからです。
また後述する「フトアゴゲル」はチューブタイプなため、そういった心労がないため愛用しています。
フトアゴゲル
最近発売された「ゲルタイプ」の人口飼料
チューブからそのままたエサやりを行えるため、非常に手軽でおすすめの人口餌です。
特に未成熟なフトアゴベビーは顎の力が発達しておらず、後述する「フードタイプ」を砕けず消化に悪いのですがコチラなら簡単に食べることができるだけでなく、嗜好性(食い付き)も非常に良くオススメです。

「フトアゴゲル」が優れているのはそれだけではありません。

前述した「グラブパイ」と違い、チューブタイプなので冷蔵の調味料置き場にでも置いておけば良い点です。
両者を試した私としては、グラブパイは専用の容器を用意し清潔な状態で保存しなくてはならず管理が非常に手間ですが、フトアゴゲルは飼育者にやさしい設計が施されています。

フトアゴゲルの賞味期限は開封から「1ヶ月」のため、チューブ本体に開封日と廃棄日を書いておくと安心です。(要冷蔵)
圧倒的…食付きッ!初めて食べるフトアゴゲルに興奮するくりとり氏 #フトアゴヒゲトカゲ #フトアゴ #爬虫類 pic.twitter.com/ebFBC89JSy
— LEATHERS (@leathersjp) 2018年7月9日
フトアゴフード
ゲルタイプほどではありませんが食いつきもよく、乾燥エサのため長期保存も出来るのでおすすめの人口飼料です。
アダルトであれば20個、ベビーであれば10個ほどを目安に与えるのがよいです。
人工フードのみで飼育は出来るの?
結論からいうと、人工飼料のみでの飼育は出来ません。
というより、出きるという保障はありません。
なぜならフトアゴヒゲトカゲを人間が飼育した歴史は浅く、1980年代から繁殖がされ始めたと言われます。
さらに人口飼料が開発され広まったのはここ数年、ごく最近のことなのです。
また「虫がイヤだから人口フードのみで飼育したい」という場合、厳しい言い方になりますが爬虫類を飼育するべきではないです。

実際にフトアゴを飼育してみないと分からないことですが、フトアゴが生き餌(コオロギ・デュビア)を見たときの喜びっぷりは凄まじく、人口餌を見たときの比ではありません。
そういったことからも上記で紹介した野菜・昆虫・人口フードを満遍なく健康的に給餌することが大切です。
しかし人口フードも日々改良されていっており、いつか終生飼育できるまで進化するのかもしれませんね。
人口フードのあげ過ぎには注意しよう!
人口飼料は便利ですが、だからといってあげ過ぎてしまうとあっという間に肥満になってしまいます。
私が初めてフトアゴをお迎えしたとき、爬虫類ショップの店員にも口をすっぱく「あげ過ぎないで下さい」と言われました。
「フトアゴヒゲトカゲの体重と大きさの成長記録」でも述べましたが、調子にのってあげ過ぎところ、体重が激増したのには驚きました。
そのため便利なものですが非常食程度に最低限餌付けしておく程度がベストでしょう。


果実(フルーツ)
フルーツも良く食べるフトアゴヒゲトカゲですが、共通した注意点として「頻度」には注意しましょう。
フトアゴのかかる病気にも「糖尿病」があり、一度糖尿病になれば死亡してしまうことがほとんどだと言われます。
そのため、たまに与えるおやつ程度がベストです。
バナナ
バナナはフトアゴが食べる果実の中でも安価で、通年安定し価格のため我が家でも1ヶ月に一度の頻度くらいで給餌しています。
また前述したデュビアの好物でもあるため、一石二鳥です。
さらにバナナを与える場合、薄くスライスしたものを簡単に飲み込める位のサイズまでカットしてあげるとよいでしょう。

水(水分補給)について
フトアゴヒゲトカゲにスポイトなどで別途水分補給させるかは諸説あり、私も初めは不安になり色々と試しましたが今では水を与えることはありません。
水を与えていない理由は2つ
- 人間のように大量水分を必要としない
- 水を飲まない(興味を示さない)
フトアゴは大量の水分を必要としない
人間であれば体内の水分が不足することであっという間に脱水症状、便秘など様々な症状が出ます。
その考えで「フトアゴにも水分が必要なのでは?」と当初は思いましたが、フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの森林砂漠地帯に生息する爬虫類。
そのため人間や犬猫基準で考えることは出来ません。

我が家では餌の野菜やデュビアからのみ水分を摂取していますが、脱水症状などの異常が出たことはありません。
なにより過度な水分補給は下痢の原因になるためかえって注意が必要です。
水を飲まない(興味を示さない)
以前はスポイトや温浴、ありとあらゆる手段で水分補給を試みましたが一度も水を飲むことはなく一切興味を示しませんでした。

以上の試行錯誤と現状の状態から、私は野菜をしっかりと食べる個体に別途水分を飲ませる必要はないと考えています。
(フトアゴ自身で水を飲む場合、水を欲しているというサインだと推測されるため、その場合水を飲ませてあげる必要があるでしょう)

餌の量/頻度/時間

大まかにエサの種類がわかった所で、次は「餌の量と頻度」について解説します。
量と頻度をコントロールすることで肥満を防止することも出来るため、餌の種類と同じく大切な知識になります。
またここから紹介する時間についてはあくまで一例のため、飼育者それぞれのライフスタイルに合わせて変更していきましょう。
ベビーの場合(~生後3ヶ月、~30cm)

6:00(起床) | まず2時間ほどバスキングさせ十分に体を温めさせる |
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8:00 | 先に野菜を手から与え、食べなくなったらデュビアを食べるだけ与えます。 |
12:00 | 先に人工フード(フトアゴゲル)を与え、食べなくなったらデュビアを食べるだけ与えます。 |
1日2回餌を与えるのが理想ですが仕事などで難しい人が大半だと思います。
我が家でも通常は1日1回、休みの日のみ1日2回給餌する頻度でしたが問題なく、すくすくと成長しました。
あくまで理想というだけで毎日餌を与えれば問題ありません。
給餌頻度:毎日、1日1回(理想は2回)
野菜と人工飼料に慣れさせる
成長につれ食べる量はどんどん増えていきます。
成長してからでは野菜を食べない個体に育つ可能性があるため、早い段階で野菜を餌付けさせていきます。
また前述したように、今後のことを考え人工フードを餌付けさせておくと安心です。
その場合、嗜好性や顎の力が弱いベビーでも十分に食べられる「ゲルタイプ」を与えることをオススメします。
ヤングアダルトの場合(~生後7ヶ月、30~45cm)

起床(6:00) | 2時間ほどバスキングさせ十分に体を温めさせる |
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8:00 | 先に野菜を手から与え、食べなくなったらデュビアを食べるだけ与えます。 |
給餌頻度:毎日、1日1回
野菜の割合を増やしていく
このサイズになればベビーの面影は消え、大人らしい顔つきになり食べる量もさらに増加します。
アダルトの場合(生後7ヶ月~、45cm~)

起床(6:00) | 2時間ほどバスキングさせ十分に体を温めさせる |
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8:00 | 野菜メイン、週に1回野菜を与えた後デュビアと人工フードをそれぞれ与えます。 |
給餌頻度:週2~3回
健康維持、肥満防止を心がける
アダルトからは食性も変わり、昆虫メインから野菜メインへと切り替えいきます。
アダルトからは健康第一、肥満にさせないよう野菜メインの食事になり、餌昆虫と人工フードは週1回、残りの日は野菜のみの給餌となります。
また人工フードもベビー用の「ゲルタイプ」から、アダルト用の「ペレットタイプ」へと完全に切り替える必要もあります。
フトアゴヒゲトカゲの餌に関するQ&A
- Q夜や寝起きは餌を与えていいの?
- A爬虫類は変温動物のため、体温が低ければ消化機能が低下かしているため朝の餌やりは起床から2時間は開けたほうがよいです。
また夜は遅くても就寝の3時間前までににしましょう。
まとめ
生物の体は食事により形成されているといっても過言ではありません。
飼育者や生体により餌やりのスタイルは様々あり、これといった正解はありません。
そのためフトアゴヒゲトカゲを飼育する前も後も与える餌については常に考えさせられます。
2匹を全く同じように飼育していても、好みの餌は大きく違いますし、私も常に試行錯誤を続けています。
これからフトアゴを飼育してみた方、飼い始めた方にとって私の経験が参考になれば嬉しい限りです。