フトアゴヒゲトカゲのケージは60cm-90cmあり、お部屋の中でも目立つ存在ですよね。なのでお洒落でワイルドなケージにレイアウトしたい!
今回はフトアゴゲージのレイアウトを流木と天然石と床材でおしゃれにレイアウトしていきたいと思います。
レイアウトはかなりセンスが問われるので余り期待しないでくださいね…
目次
ケージレイアウトに必要なアイテム
まず最低限おしゃれなレイアウトに必要なアイテムを紹介します。
- 流木
- バスキングストーン(天然石)
- 床材(ペットシーツ以外)
流木について

流木は絶対必死レベル。これがなくては始まりません。
フトアゴヒゲトカゲをお迎えしたとき、一緒に購入する予定でしたが爬虫類ショップでは品揃えが悪く、アクアリウム専門的にて購入しました。
理想の流木が見つからなかったため、新宿のアクアリウムショップまで買いに行きました。

バスキングストーンについて
バスキングストーンとは大きく分類し4つの種類があり、それぞれ長所短所があります。
- 天然石 (木化石/晴黒石など)
- レンガ
- 溶岩石プレート
- タイル
タイル

タイルの長所は機能性にあり、熱しやすく冷えやすい所。昼は40℃近くまで暖かくなり、夜はフトアゴが寝るのに丁度良い位に冷えます。
しかし、レイアウト効果が高くないことや値段が高い(アダルト個体なら何枚も必要)ことがありイマイチでした。
後述する「溶岩石プレート」と非常に機能性が似ており、あちらの方がレイアウト効果が高いので、現在は溶岩石を使用しています。
タイル1枚:500円程(浅草ブラックアウトにて購入)
レンガ
爬虫類倶楽部などでも「レンガ」をバスキングスポットとして使っている所は多く、入手がしやすいこと・値段が安価なことなどが挙げられます。さらに面が均一なのでフトアゴが体を温めやすいです。
しかしワイルドなケージレイアウトを目指す私にとって、値段よりレイアウト性にこだわりたいので保留としました。
レンガ1個:300円(ホームセンター)
溶岩石プレート

溶岩石は園芸やアクアリウムで幅広く使われるもので、熱しやすく冷めやすい特徴を持ちます。
さらにかなり高温(40~45℃前後)まで上昇するため、これ単体では推奨されませんが後述する天然石と組み合わせることにより欠点を補完できます。
溶岩石1kgセット:1000円(アマゾン)
天然石

多くの種類のバスキングストーンを試した中、私は「天然石」を選びました。

温まるのに時間がかかるデメリットがありますが、溶岩石と組み合わせることで、その問題も解決でき、レイアウト性もこの上なく高いです。
以上のことから「天然石+溶岩石プレート」=最高のケージレイアウトになります。
特大天然石1個:2000円(爬虫類ショップ)
龍王石1個:500円
床材について
我が家の床材は「フトアゴサンド」という床材を使っています。
フトアゴのケージをワイルドでお洒落にしようと考えたとき、フトアゴヒゲトカゲの原産地であるオーストラリアの乾燥した砂漠をイメージしました。
天然砂でも良いのですが誤飲の危険性があるので、誤飲しても安心な「植物性原料100%」である「フトアゴサンド」を使用します。
後述しますが現在は床材に「サンドマット」を使用しています。
なぜ「サンドマット」に切り替えたのかは下記のレビューをご覧ください。

幅60cmケージのレイアウト
では幅60cmのケージをレイアウトしていきましょう。後半に幅90cmのレイアウトをご紹介します。
床材には「フトアゴサンド」を使用
まずは床材を敷いていきます。床材に使用するのは「フトアゴサンド」という爬虫類用の床材です。
「フトアゴサンド」の特徴は植物性原料100%だということ。見た目も重視したいですが、それ以上に生体のことを思い購入しました。

かなりいい感じの色味ですね。イメージしていた砂漠に一気に近づきました!
床材を実際に手に取ると非常にきめ細かく、サラサラしています。

非常にきめ細かいので、誤飲しても多少なら問題なさそうです。

バスキングストーンには天然石を使用

バスキングストーンには天然石の中でもワイルドな見た目の「木化石」という石を使います。

木化石の赤みがかった色合いがまるで、エアーズロックのような雰囲気でいい感じ。

当初心配していた温度不足の懸念も問題なく、無事バスキングしてくれたようです。
流木を設置してレイアウト完成
上の画像ではコルクバーグを設置していますがダサすぎたので流木に変更。
爬虫類ショップでは流木の取り扱いが少なく、アクアリウムショップで探したところいい感じのものが見つかり一安心。


流木は購入する販売店により大きく前後しますが、大きく密度のある流木はそれなりのお値段がしますね。

初めはそわそわして近づかなかったものの、次第に馴れていくにつれ…

すっかり流木を気に入ってくれたようです。
さらにケージの幅が60cmと狭くシェルターを設置できずにいましたが、流木の裏がくりとり氏のシェルター代わりになってくれました。

幅90cmケージのレイアウト
ここまでは既成品の幅60cmケージでのレイアウト方法でしたが、ここからは自作した幅90cmの木製ケージ内をレイアウトしていきます。

床材を「サンドマット」に変更

フトアゴサンドのレビューで書いたように、あの床材には多くの問題点が判明したため床材を再度検討し、「サンドマット」という床材を使うことにしました。

まずサンドマットを敷いてから

バスキングスポット周辺にはペットシーツを使います。当初はペットシーツを全否定していましたが、糞掃除のしやすさを考慮した結果です。
全面ペットシーツではレイアウト性が低くなりますが部分的であればレイアウトに支障がないのでオススメです。
バスキングスポットの設置

こちらでも同様に天然石を使い、さらにその下に溶岩石を敷くことで下からの保温を可能にしています。
これにより天然石と溶岩石の短所を打消しあってくれ、最適なバスキングスポットが実現出来ました。

念のため予備のバスキングストーンを用意しておき、不測の事態に備えておきます。(主に糞)
流木を設置

自作ケージでも同じ流木を使いまわします。60cmケージだと手狭でしたが90cmだと丁度いいスペースにおさまりました。

どうやらくりとり氏も気に入ってくれたようです。

さらに立体行動が出来るように、高台に行くための特大流木も設置しておきます。

床材を変えたりと、色々ありましたがいい感じにレイアウトがまとまりました。以前よりメンテナンスしやすくなり、フトアゴも気に入ってくれたようで安心。
自作擬岩バックボードを使ったレイアウト
自作ケージに続き、フトアゴヒゲトカゲのために「擬岩バックボード」を自作したので、それを使ったレイアウトをご紹介します。
作り方は爬虫類用の擬岩バックボードの作り方をご覧ください。

レイアウトのやり方はシンプルで、先程紹介した自作ケージのレイアウトに「擬岩バックボード」を設置しただけですが、ガラッと雰囲気が変わりました。
フトアゴヒゲトカゲが大好きな立体行動が出来る作りにしており、流木一体型のバックボードにすることでワイルドで野性味溢れレイアウトになっております。

ただ流木を置いていた時とは違い、立体行動が出来るようにレイアウトしたおかげで活発にケージ内を動くようになり運動不足も改善できそうです。
生体ごとに細かなギミックにこだわれるのも自作ならではの強みですね。
大型木製ケージのレイアウト

フトアゴベビーをお迎えしたことを機に、自作ケージを新調しレイアウトも一新しました。
かなり長い内容になるため、レイアウトの詳細は下の記事でご覧ください↓


レイアウトに掛かった費用
- バスキングスポットの天然石 – 2000円
- 溶岩石プレート – 1000円
- フトアゴ(床材) – 1800円×2
- サンドマット(床材) – 4000円
- 流木2個 – 8000円
- 擬岩バックボード(自作) – 21,100円
見た目にこだわらならければ費用は抑えられますが、レイアウト重視で揃えようとすれば高額になってしまいます。
床材は仕方ないにしろ、流木やバスキングストーンなどの定価がないものはもう少し費用を抑えたかったですね。次回以降レイアウトを変更する時は、この辺もしっかり検討したいですね。
まとめ

レイアウトって人それぞれの趣味嗜好があり、画像を見ているだけでもワクワクしますよね。
私のようにこだわりたいタイプの人間はDIYで自作すると満足のいくレイアウトが出来るのでオススメです。