爬虫類の即売会(イベント)では、普段は滅多に販売されないレアな個体やカラー、豊富な種類の生体がそこそこ安い値段で売られています。
またレオパやボールパイソン、フトアゴヒゲトカゲなどは爬虫類ショップの比ではないレベルで選び放題。きっと気に入った個体と出会えるはず!
この記事では爬虫類イベントに行く際の注意点・おすすめのイベント(東京)をご紹介します!
また生体の選び方はフトアゴヒゲトカゲを元にしていますが、共通することも多いので参考になるでしょう。
目次
爬虫類イベントに行く際の注意点
初めてイベントへ行く初心者へ向け、ありがちな失敗や注意すべき点をまとめてみました。
必ず現金を持参して会場へ

非常によくある失敗として「現金の持ち忘れ」があります。クレジットカードで支払い出来ると思っている方も多いですが、爬虫類イベントでは現金での販売のみです。
それを知らずに購入直前で気づきATMへ行っている間にお目当ての生体が売れてしまった、なんてこともよく聞く話ですね。
お目当ての生体がいる場合、先行入場は必須
「必ずこのイベントで爬虫類をお迎えする!!」という強い意思がある場合、必ず先行入場でイベントへ参加しましょう。
先行入場とは、通常より高い入場料を払いイベントの1時間前から入場できるシステムです。(値段は1.5倍くらい)

画像は浅草で行われた「エキゾチックレプタイルエキスポ」に先行入場した時の様子。
先行入場が開始される1時間前に会場入りしたところ既に100人以上は並んでおり、最終的には300人近く先行入場していました。
遅く行って後悔するより、周りに引かれるくらいの気合で行くことをおすすめします。
爬虫類(フトアゴ)を購入する前に見るべき所
次は私が多くの爬虫類イベントへ足を運ぶにつれ、フトアゴヒゲトカゲをお迎えする際に注意すべき点・見るべきポイントについて解説します。

店頭でバスキングや紫外線ランプを使用しているか

フトアゴヒゲトカゲはバスキングと呼ばれる行動をします。
「フトアゴヒゲトカゲの日光浴」で解説したように、これにより体温を上げて活発化したり、紫外線を取り込み骨を形成したりもします。
しかし爬虫類イベントでは紫外線ライトはおろか、バスキングライトを設置していないショップが結構多いです。
ですが良いショップか見分けるにはよい指標になります。
しっかり設備を整えているところであれば、それだけ生体を大切にしている目安になりますし、ずさんな管理もしていないでしょう。
しっかりバスキングしているフトアゴを選ぼう

バスキングライトなどの設備を整えているショップでお迎えしようとした場合、誰よりもバスキングをしようとする個体が1、2匹はいると思います。
お迎え時に迷ったらそんなフトアゴをお迎えすることをオススメします。
なぜならバスキング=フトアゴとって非常に重要なことであり、場所取りに負けて隅っこに追いやられている個体は虚弱体質だったり、なにかしら問題があったりする可能性があるからです。
尾切れ・指の欠損・体の状態をよく見よう!
フトアゴヒゲトカゲのベビーは1つのケージで多頭飼育されているため、尾切れ・指の欠損をしている個体も一定数います。
尻尾はヤモリのように再生しませんし、無くなった指が生えてくることもありません。
しっかり指の数・尻尾の長さなど体の状態を観察してから購入しましょう。
以上のある個体は生存競争において弱い可能性もあるので良い指標になります。
購入前にどんなモルフ・カラーか、餌はどのようなものを与えていたか聞く

最後にお迎えしたい個体が決まったらすぐに購入するのではなく「与えていた餌の種類・餌の量・野菜は食べているか・モルフ・カラー」など、飼育していく上で重要なことは必ず質問しましょう。
ベビーの段階ではモルフやカラーがはっきりしないことも多く、成長していくにつれ体色が変わったりすることなんてことも頻繁にあります。
(例えばハイポイエローが欲しくお迎えしたのに、成長したら赤みが増してレッド系になったなど)
そのためお迎えしたいフトアゴヒゲトカゲの両親のモルフ&カラーを聞いておくことで、大体のイメージが出来て安心です。
なお爬虫類イベントではブリーダー(繁殖者)が直接販売しておらず、代理人やショップが販売することも多いため答えが得られないこともあります。
おすすめの爬虫類イベント(東京)
今では爬虫類を販売するイベントも多く、どれに行けばいいのか分からない方も多いと思います。
そこで私が実際に行ったことのあるイベントの中から、おすすめを3つご紹介します!
東京レプタイルズワールド

おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
場所 | 池袋サンシャイン |
日程 | 年2回、GWと12月に開催 |
備考 | 開催期間は2日間ありますが購入を考えているのであれば初日に行くことを絶対オススメします。 |
東レプこと「東京レプタイルズワールド」は日本最大の爬虫類イベント。
とにかく参入するショップや業者が多く、生体は選び放題であり、雰囲気や値段などが掴めるためイベント初心者には非常にオススメ出来ます。
しかし半端じゃない人数が来場するため、前日の夜から行列が出来るレベルです。
ブラックアウト東京

おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
場所 | 浅草(産業貿易センター) |
日程 | 年2回 |
備考 |
東レプの次に有名で大きなイベントといったら「ブラックアウト」で間違いないでしょう。
しかし公式サイトにあるように、昆虫や奇蟲が3割ほどを占めているため若干物足りなさがあったのも事実。
購入だけでなく、雰囲気を知りたい方や楽しみたい方にはもってこいのイベントになるでしょう。
エキゾチックレプタイルエキスポ浅草

おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
場所 | 浅草(産業貿易センター) |
日程 | 年3~4回前後 |
備考 | 最近初めて開催された新しめの爬虫類イベント。 |
東レプやブラックアウトは歩くのが大変な程の人工密度ですが、「エキゾチックレプタイルエキスポ」はまだまだ新しいイベントなため、人が多すぎず快適に爬虫類を選び楽しむことが出来おすすめです。
以前、「爬虫類イベントお迎えしたフトアゴヒゲトカゲのベビー」で紹介した個体もこのイベントで購入しました。
まとめ
爬虫類のイベントについてはネットでも実践的な情報が少なく、実際にイベントへ行かないと分からないこともあります。
私が初めて行ったイベントでは考えが甘く失敗してしまいましたが、この記事を呼んだ方は失敗なく爬虫類を購入出来るでしょう‼